国政報告

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「ご挨拶」

国会が閉会しました。150日間に及んだ今年の通常国会では、天皇陛下のご退位に関する特例法案を始め、テロ等準備罪を新設する法案や、一票の格差を是正する衆議院の区割り法案、現行法制定以来となる民法や刑法の大きな改正など、多くの重要な法律を成立させることができました。

見えない壁を打ち破るために

通常国会では、国家戦略特区における獣医学部新設の問題が注目され、議論が行われました。

国家戦略特区は、大胆な規制改革などを行って、新しい事業やビジネスを作り出し、日本経済の成長につなげることを目的とする、安倍内閣の目玉政策です。2013年に多くの野党も賛成して法律が成立し、制度が始まりました。現在東京や横浜など10区域が特区に指定されています。

国家戦略特区の特長は、何といっても大胆な規制改革です。特に岩盤規制と呼ばれる強固な規制を取り払うことにより、これまで不可能だった事業やビジネスを実現可能とすることが最大の目的です。そのため国家戦略特区は、法律により民間有識者などで構成される国家戦略特区諮問会議の意見を聞いた上で、総理大臣が意思決定を行う仕組みとなっています。総理大臣の強い意志と強力なリーダーシップによって、岩盤規制を打ち破り、国の成長戦略に位置づけられたプロジェクトを、国が主導して地方や民間と一体となって推進する政策です。

獣医学部の新設は、2015年に成長戦略に加えられ、その後の検討の結果、昨年11月に国家戦略特区諮問会議において規制改革事項に決定され、今年の1月に正式に追加されました。

今回新たに獣医学部の設置を進める理由は、近年鳥インフルエンザなど人にも発症する感染症が国際的に広がり、薬の開発や現場での水際対策など、新たな需要に対応できる獣医師の育成が今後欠かせないことが最大の理由です。また、現在日本の獣医学部は8割が関東より北に集中しており、研究機関も含め全国的に広く存在することが求められていることも大きな理由です。

規制により日本では50年以上獣医学部は新設されませんでした。規制自体は悪ではありません。必要な規制も数多くあります。しかし時代が変化する中で、必要性を失った規制も多く存在します。特に岩盤規制と呼ばれる強固な規制は、時として社会や経済の発展を阻害する一因ともなります。国家戦略特区はその岩盤規制を打ち破り、新たな事業やビジネスを創出することが最大の目的です。引き続き丁寧にご説明して参ります。ご理解よろしくお願い致します。      おこのぎ八郎

「きたせん」開通から3か月

今年の3月18日に横浜北線が開通して3か月が経過しました。横浜北線は、首都高速横羽線の生麦ジャンクションから第三京浜の横浜港北ジャンクションを新しく結ぶ全長8.2キロの自動車専用道路です。道路全体の約7割、約5.9キロの区間は主に地下を通るトンネルとなっています。また鶴見区では横浜北線と同時に整備された無料の一般道である岸谷生麦線も開通し、国道1号線と臨海部の産業道路や国道15号線が接続され、とても便利になりました。

横浜北線は、横浜市の中心部を結ぶ横浜環状道路の一部として、整備計画が進められてきました。北線は事業開始から15年、本格的な工事開始から9年の月日を経て開通しました。横浜環状道路は3月に開通した北線のほかに、環状北西線と環状南線の整備が現在進められています。

 

横浜港と羽田空港へのアクセスが便利になります

「きたせん」が開通して実際の効果は?

現在、横浜北線は1日あたり約16,000台の利用があります。

港が近くに、物流の効率化

横浜北線の開通によって、新横浜を中心とする横浜市北部と横浜港が直結することで、

横浜港への所要時間が短縮され、企業の活動や、物流の大幅な効率化が期待されます。

 

新横浜から横浜港(本牧ふ頭)までの所要時間

開通前 約24分 → 開通後 約16分

 

羽田空港もさらに便利に

北線の開通によって、羽田空港方面へのアクセスも向上します。羽田空港から横浜市北部の

各駅を結ぶ空港連絡バスの所要時間も短縮されます。

 

新横浜駅から羽田空港(空港中央)

開通前 約43分 → 開通後 約31分

 

暮らしの安心安全、地域経済の活性化

空港や港へのアクセス向上は、経済活動の活発化が期待されます。臨海部と内陸部のアクセスが向上することで、地域の活性化や観光の振興が見込まれます。また、東京や千葉(アクアライン)とのアクセスも向上することから、さらなる地域交流が期待されます。

現在整備中の北西線の開通後には、渋滞の緩和が見込まれ、裏道や生活道路を走る車が減少することから沿線に暮らす地域住民の安全性の向上も期待されます。また災害時の医療搬送など、防災ネットワークの強化にも役立つことが期待されています。

今回の開通は完全開通ではありません。3つの出入口のうち、「馬場出入口」は2019年度の完成を目指しています。そして、現在第三京浜と東名高速を結ぶ「北西線」の整備が進められています。開通すれば、北線と北西線がつながり、東名高速から首都高横羽線まで縦につながり、さらなるアクセスの向上が期待されています。北西線は東京五輪を目標に早期開通を目指しています。