国政ご報告申し上げます。

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本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案などについて説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について報告がございました。以上です。

問 大臣にお尋ねします。児童の性的搾取対策に関する関係省庁連絡会議が、先日、開催されました。児童の性的搾取に関する現状認識と、今後の警察の取組について教えてください。

答(大臣)子供の性被害をめぐる情勢は、昨年、児童ポルノ事犯の検挙人員が過去最多を更新したほか、SNSの利用に起因して性的な被害に遭う児童が増加傾向にあるなど、厳しい状況にあります。

政府では、昨年、国民意識の向上、被害児童の保護、国際社会への発信などを含む、子供の性被害防止プランを策定したところであります。

取組は緒に就いたばかりであり、自治体、NPO、民間事業者等と緊密な連携を図りつつ、関係省庁が一体となって、対策を総合的に進めていかなければなりません。

警察においても、子供の性被害に係る犯罪の取締りや被害児童の保護等が一層推進されるよう指導してまいりたいと思います。

問 大臣にお尋ねします。神奈川県茅ケ崎市で、90歳の女性が運転する車に歩行者と見られる4人が死傷する事故が起きました。こうした事故が相次ぐ中で、運転免許の年齢に上限を設けるべきではないかという意見もあるのですが、こうした考え方については、大臣どのように思われますでしょうか。

答(大臣)まずは、今回の事故で亡くなられた方の御冥福をお祈りするとともに、御遺族にはお悔みを申し上げ、また、負傷された方々の御回復を祈りたいと存じます。

今回の事故の原因について、現在捜査中でありますので、その結果を待つ必要があると思っています。

その上で申し上げると、高齢の運転免許保有者は、今後、一層の増加が見込まれ、高齢運転者の交通事故防止対策は重要な課題であると認識しています。

警察庁では、高齢者の特性に応じたきめ細かな対策について有識者会議で議論してきており、現在は、運転免許制度の在り方についても分科会を開催し、様々な観点から検討を進めております。

今後とも、高齢運転者の交通事故防止に向けて総合的な対策を講じてまいりたいと存じます。

また、制度面からの検討はしっかりと進めていかなければなりませんが、この問題については、私もかねがねお話をしてまいりましたように、今、行われていることでもありますけれども、家族や周りの方々がしっかりと声を掛け合う、家族間、地域間で話をしていただきたい。また、警察の相談窓口等もありますので利用していただきたいと、こういうことも引き続き発信してまいりたいと思っています。

問 長官にお尋ねします。いわゆる日本版司法取引と呼ばれていますけれども、制度が6月、明日から施行になるところです。警察官の権限による制度ですけれども、警察も関わってくる場面あるでしょうし、この度、犯罪捜査規範の改正もありました。この制度に対するお考え、警察としての取組についてお願いします。

答(長官)今回導入されます合意制度は、検察官の訴追裁量権を基礎としておりまして、警察の関与は一定の限度にとどまるものであります。

そこで、警察としましては、検察庁における運用の在り方を見つつ、法令に則って制度の効果が上がるよう、検察庁と緊密に連携してまいりたいと考えています。

問 長官にお尋ねします。2004年9月に岡山県津山市で起きた、小3女児殺害事件で、県警が昨日、服役中の男を逮捕しました。捜査は14年という長期に及びましたが、長官の受け止めと、今後の警察の取組についてお願いします。

答(長官)まず、14年も経ってしまいましたが、今なお、本当に痛ましい事件だと思います。改めて被害者の御冥福をお祈りするとともに、御遺族の方々にお悔みを申し上げたいと思います。

岡山県警察が地道に捜査を続け、被疑者の逮捕に至りましたが、今後、事案の全容解明に向けて、捜査に努めていくものと考えます。

事件の立件を踏まえてからのことにはなると思いますけれども、児童を守る社会全体の取組に活かしていかなければならないと考えております。

(大臣)この件につきまして、14年前の事件でありますが、私も改めて亡くなった児童について御冥福をお祈りするとともに、御遺族の皆さんの気持ちを思うと、言葉もない思いでありますけれども、今回の検挙の報に接し、子供の安全確保に政府を挙げてしっかりと取り組んでいかなければいけないと、この気持ちを強くいたしました。

先般、会見でもお話をいたしましたが、新潟市における児童の殺害事件もございました。それについて、登下校時の子供の安全確保に関する関係閣僚会合も設置したところでもありまして、これもしっかりと形にしていかなければいけないと思っておりますので、また力を強めて実行に移してまいりたいと思います。

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国民の安心と安全を守るために
6月になりました。先月も相変わらず暑い日が続きました。これから梅雨の季節になりますが、引き続き熱中症対策など体調の管理に注意してお過ごしください。

社会全体で子供たちを守る
先月新潟市で小学2年生の女の子が下校途中に殺害され、近所に住む23歳の男が逮捕される大変痛ましい事件がありました。まずは改めて被害者のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々に心よりお悔やみを申し上げます。
現在、新潟県警察が事件の全容解明にむけて捜査を進めているところですが、事件のあった地域はもとより、全国のお子さんがいるご家庭、保護者の方々が感じた不安はとても広く大きなものであると思います。年端もいかない子供たちが被害にあう事件が起きるたび、私自身強く胸が締め付けられる思いがします。
それは多くの方も同じではないでしょうか。
今回の事件を受けて、政府として改めて子供の安全対策に取り組む必要があると感じ、私からも菅官房長官や林文部科学大臣など関係閣僚に相談や呼びかけを行って、政府に「登下校時の子供の安全確保に関する関係閣僚会議」を発足させました。
5月18日に第1回の会議が開かれ、私や菅官房長官を始めとして、林文部科学大臣や野田総務大臣、石井国土交通大臣や松山一億総活躍担当大臣などが出席しました。
会議では、菅官房長官から今回のような痛ましい事件が二度と発生しないよう、安全安心な社会の要となる子供の安全確保のため、各大臣がリーダーシップを発揮し、政府一体となって取り組むよう指示がありました。
私からは、警察として事件の全容解明に引き続き全力で当たること、加えて今回の事件を踏まえると、学校、自治体、警察はもとより、保護者や地域社会の方々が結束して、社会全体で子供たちを守っていくことが不可欠であると発言しました。
特に、登下校時の安全確保については喫緊の課題であり、これまでの取り組みをさらに強化するため、関係機関の密接な連携、関係各大臣の協力をお願いしました。
強化する具体的な安全対策としては、まず通学路の安全点検と不審者情報への迅速な対応です。防犯カメラの設置や、不審者の情報を共有して迅速なパトロールを実施するなど、学校、自治体、警察、住民といった地域全体で協力する取り組みを強化して参ります。
また学校における防犯教育の充実や、防犯ブザー、スクールバスの活用など、子供が危険を回避する、子供自身の安全対策への支援も併せて強化して参ります。
子供が元気に安全に安心して成長できる環境を作ることは、私たち政府はもちろんのこと、社会全体の大きな責任です。社会全体で子供たちを守るため、皆様のご協力をお願い申し上げます。

ベトナム公安大臣の表敬訪問を受けました

本日6月1日、先月下旬より来日中のトー・ラム・ベトナム公安大臣の表敬訪問を受けました。トー・ラム公安大臣は、今回、日本とベトナムが外交関係を樹立して45周年を記念して、国賓として招かれたクアン国家主席ご夫妻と共に来日されました。

特に犯罪捜査に関しては、安倍総理とクアン国家主席との間で行われた日越首脳会談において、日越刑事共助条約の締結にむけて二国間交渉を開始することが共同声明に盛り込まれたことから、本日のトー・ラム大臣との会談でも刑事分野の協力が非常に重要であり、協議が円滑に進むことが大切との認識で一致しました。 会談では、昨年3月に天皇陛下が初めてベトナムをご訪問され、昨年11月には安倍総理もベトナムを訪問し、そして今回クアン国家主席が国賓として来日されたように、日本とベトナム両国の関係が極めて良好で盤石であることを確認し、来年2019年には国際会議やラグビーのワールドカップ、そして2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されることから、テロ対策やサイバー犯罪対策、国際組織犯罪対策などで一層協力を進めていくことで一致しました。

また私が過去に二度ベトナムを訪問し、一度は経済産業副大臣として訪れたことにも話が及び、近々国家公安委員会委員長としてベトナムを訪れるようお誘いを頂きました。私からは国会の状況や、防災担当大臣を兼任していることもあり、国内の情勢に応じて可能であれば、改めてベトナムを訪問させて頂きたいとお伝えしました。

予定していた時間を大きくオーバーして会談は行われ、最後に今回の会談を通じ、日本の警察庁とベトナム公安省との協力関係が一層深まっていくことをお互いに確認して会談は終わりました。

日本とベトナムは、今後も経済分野を中心にさらに密接な関係となることが予測されます。私も内閣の一員として、両国関係の進展に貢献できるよう引き続き努力して参ります。